sozaisonomama’s diary

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備忘録 3歳までの育て方で子どもの脳は決まる! 大島七々三 中島真紀著

幼児教室ベビーパークを運営する株式会社TOEZの幼児教育の考え方について書かれた本です。読んだ内容を備忘録としてまとめています。

 

 

⭐︎叱る、褒めるはアメとムチで、外発的なモチベーションによって子どもをしつけるという意味では同じもの。これに対して「ありがとう」は内発的なモチベーションを育てることにつながる。「ありがとう」と言ってあげるシチュエーションを親が意識して作る。

 

⭐︎下記5項目からなる育児ノートを作る。

①目標設定

3ヶ月ごとに成長目標を定める。

②時間管理

スケジュールを立てる。

③自己動機づけ(やる気が持続する工夫)

自分が楽しめるイベントを入れる。

④状況の支配

自分の楽しみのために子どもの面倒を見てもらえる人を作るなど、育児を楽しむために周囲の人との関係を良好にする。

自己実現

心を平静に、不安でも明るく、思うようにいかなくても我慢するなどおおらかさや忍耐力を育児を通して身につけ、自分の人格を向上させる。

 

⭐︎学校へのカードゲーム持ち込みに関するルール決めの話(p78)

こちらは子どもが大きくなった際の関わり方としてとても参考になる話でした。

 

⭐︎人間の赤ちゃんの脳は未完成で生まれてくる。生後に進化が止まるまでの余地が数年間あると考えて、遺伝に関わらず生育環境によって大脳というコンピュータを開発させることができる。

 

⭐︎3歳が臨界期だと明らかにされているのは「視力(脳内視力含む)」「母国語」「自己統制力(本能を理性で抑える)」

 

⭐︎赤ちゃんの本性行動(本能)の中で最も大事なのは「探究反射」。赤ちゃんの「学びたい」という欲求をいかに満たしてあげるか。

 

⭐︎toeメソッドの核となる教えは2つ。「叱らないしつけ方」「教え込まない教え方」。

「叱らないしつけ方」について

3歳ごろまでは海馬が未発達でエピソード記憶ができない。「自分が何かをした」→「トラブルが起きた」→「叱られた」という流れで記憶ができないので叱られてやめてもまた同じことを繰り返す。さらに、情動記憶を司る扁桃体は働いているので、叱られたことに対し「不快嫌悪恐怖」などネガティブな記憶が残り、ネガティブな脳回路が発達してしまう。本性行動と悪習慣がバッティングするときは悪習慣ができないように大人が環境をつくる。(テーブルに登ったら食事を片付ける、本を踏まないように片付ける等)危険や迷惑な事などどうしても止めなければいけない場合は、「それはできないのよ、ごめんね」と抱きしめるなど、探究反射をやめさせられる苦痛を与える分愛情をしめすことが大事。

4歳くらいの知能と言葉が育つ時期から、子どもに理解できる言葉で徐々に叱るようにする。明らかに親を試しているときは一喝して良い。命にかかわることは劣化の如く叱れば良い。

 

「教え込まない教え方」について

教育、自分づくりとは行動習慣づくり、思考習慣づくり。子どもに良い習慣をつけさせるには、親が良い手本を見せる事。3歳までは模倣反射もある。人が効率的に学ぶのは自発的に学ぼうとした時なので子どもが自発的にやりたいと思うような働きかけが大事。「教えようとしない語りかけ」や「答えを言わせようとしない質問形」も大事(詳細は記載無し)。

 

⭐︎知能とは、「記憶」と「思考」の総体。

記憶は「記銘(その場で一時的に覚える)」、「保持(忘れずにキープ)」、「再生(後からいつでも思い出す)」の3つの働きからなる。

思考は「受容的思考力(外界の情報を正しく受け止める)」、「集中的思考力(2つ以上の事柄から1つの結論を導き出す)」、「拡散的思考力(1つの事柄からいろいろな方面に思いを巡らす)」、「転換的思考力(ある事柄を別の面から見直す)」、「表現的思考力(考えを外部に的確に表現する)」の5つの働きからなる。キッズアカデミーではこれらをバランスよく鍛えるらしい。

 

⭐︎「生きる目的」や「人としての幸せ」などの哲学的問題を日頃から考えていれば、いつか子どもが自分で必要と感じた時にペーパーテストの学習などはいくらでも習得できる。

 

⭐︎TOEメソッドをまとめると次の5項目

①愛情を伝える。

言葉以外にもスキンシップや目を合わせること。言葉で伝える時は評価ワード(いい子、上手、エライなど)より好意ワード(好き、可愛い、宝物など)が上回るように。

②対話を教える。

例え会話の多い家庭でもきちんとした対話になっていなければ、子供のコミュニケーション力は育たない。手本を見せることが大事。

語りかけは美しい日本語を普通のスピードで良いが、子供からのリアクションを誘発したい場合は、「靴、履く、できる?」のように助詞もなしで名詞や動詞だけではっきりと聞かせる。二語分が増えてきたら助詞もつける。

③体の正しい発達を流す。

バスタオルやクッションに乗せて動かす。7ヶ月くらいからはパパママ遊園地(かついで回る)。親が正しい姿勢でいることを見せる。

④様々な知識を与える。

詳細なし

⑤社会の仕組みと向上心を教える。

詳細なし