備忘録。
窓際のトットちゃんを読んで、子育てに参考にしたいなと感じたことを列挙しました。
①自由であること、見られていることの両立
基本的に子どもには自由が与えられて自分の意思で色々なことを決定しながら学校生活を送っている。でも、毎日お弁当の「海のものと山のもの」を確認されるように、先生は子どもをとてもしっかりと見ている。
②するべきことを早く終わらせれば好きなことができる
午前中に各々が授業を終わらせることができれば午後は散歩など好きなことができるというシステムは素晴らしい。
③乱暴しないこと、掃除すること、迷惑をかけないこと、が教えられなくても毎日の生活の中で体の中に入っていた(p102より引用)
子どもを自由に生活させると自分勝手な子にならないかという心配があるが、トモエ学園ではそうではないようですね。とあるモンテッソーリ教育をする幼稚園ではいわゆる「問題児」がいない、という話も聞いたことがあります。
④「文字と言葉に頼りすぎた現代の教育は、子供達に、自然を心で見、神の囁きを聞き、霊感に触れるというような、官能を衰退させたのではなかろうか?世に恐るべきものは、目あれど美を知らず、耳あれども楽を聴かず、心あれども真を解せず、感激せざれば、燃えもせず」と嘆いていた校長先生。きっといい結果を生むに違いないとリトミックを授業に取り入れた。
トモエ学園の校長は、日本においてリトミックの基礎を築いた小林宗作先生。リトミックの効果は分かりませんが、考えさせられる言葉でした。